お店ガイド
Hair's
2010.09.05 髪かわら版 第18号 2003年04月11日発行
ひゃっかし
お菓子の種類? 実は、下関弁で「ひゃっかし」・大阪弁は「チャリ」・名古屋弁は「チャリ毛」・東北弁「びんこ」・甲州弁に至っては「もみ下げ」・関西の地域によっては「はえさがり」と呼ばれている地域もあるそうです。ちなみに著者の学生時代は「びんちょ」とも呼ばれている名称です。何か解りましたか?
耳に沿って生え下がった髪。長いもよし、短いもよし、髪と一緒にひとつにまとめてしまうのもよし。
今回はヘアーファッションの一つとして使われている「モミアゲ」をテーマにお時間を拝借します。
なぜ「モミアゲ」と呼ぶのか、どう考えても変だと思いませんか、垂れ下がっていますよね。特にヒゲとつながっている人をみると「どこまでが貴方のモミアゲ」と聞きたくなってしまいます。
「モミアゲ」は耳に沿って生え下がっている髪なのであるから、決して耳より下は「モミアゲ」でなく「ヒゲ」です。
国語辞典によると、「モミアゲは耳の脇に沿って生えている毛髪」と記載され、「揉み上げ」と漢字交じりで表記されているため、考えれば考える程更に解らなくなってしまいます。甲州弁の「もみ下げ」が本来の言葉と思っても不思議はありません。
語 源
モミアゲを「揉み上げ」と表記するようになった理由は、髷を結った時代、「鬢(ビン)付け油」を髪に付けるとき揉み込みながら付けました。特にモミアゲは揉み込みながら油を付けないとパラパラと垂れ落ちてしまうため「揉」の字が使われるようになったと考えられています。
ちなみに英語では(sidebum)サイドバームと呼び顔の横にあるくだらない毛とでもいう意味でしょうか。
モミアゲといえば
死後20年以上が経過してもいまだアメリカ芸能界の〔KING〕として君臨し続けるスーパースター・エルビスプレスリー(EL-VIS PRESLEY)。アメリカ人にとってのエルビスプレスリーの存在は半端ではありません。それはもはやありきたりの伝説という言葉で語られる次元を通り越し、あたかも実在人物であるかのように扱われています。特にラスベガスに於いてはごく日常の出来事として「エルビスそっくりさん」が街をかっ歩し、各種イベント会場や結婚式場などさまざまな場所にエルビスは登場します。そんな「エルビスそっくりさん」の数は50人を超えていると聞き及んでいます。
生前エルビスプレスリーがラスベガスで長年に渡って定期公演を続けていたということを差し引いて考えても、この数字は半端ではなく、この街におけるエルビスに対する思い入れの大きさがうかがい知れます。
片や日本人でモミアゲといえば、「また逢う日まで」で有名な、歌手の尾崎紀世彦を思い浮かべます。尾崎紀世彦はプレスリーのモミアゲを参考にしたのでしょうか? 歌唱力のすばらしさは有名で、プレスリーにも勝るとか?
日本伝統の歌舞伎では「強さ」を強調するのに立派なモジャモジャなモミアゲが観られます。それと同様に戦国時代の武将が身につける武具の「兜」とともに今流で言うフェイスマスクを付けましたが、それにも立派なモミアゲが付けられていました。いかにも強そうな感じが伺えます。大相撲の力士で「モミアゲ」といえば高見山などが有名でしたね。
芸能人は自分の演出に、武将や格闘家はモミアゲを伸ばし、相手に威嚇を与えて自分を強く見せるためにと、モミアゲの長さや形で相手に与える印象が大きく左右されます。たかがモミアゲ・されどモミアゲですね。
モミアゲのかたち
☆ 男性の一般的なモミアゲの長さとしては、下の写真?1の如く横から見て目より少し下がバランス良く標準と考えられています。
やや前下がりがベストです。前上がりなモミアゲは少し間抜けに見えますから気を付けましょう。
☆ 写真?2は、一時期流行したモミアゲの長さで、テクノカットなどと言われていました。
同じヘアデザインでもモミアゲを短く切る事により「さわやかさ」が強調されます。ただし毎日手入れをしないとダメで剃った部分が青くなるのが欠点です。
☆ 写真?3は、今の若者にはやっているモミアゲの形です。筆の毛先状で優しさが強調されています。以前は女性のヘアスタイル用でしたが時代の変化と共に現れてきました。バリカンで刈り込んだ丸坊主な頭も、このようなモミアゲでイメージ大変身。
☆「ベティーちゃん」と言えば、あの可愛らしいカールしたモミアゲが特徴です。
顔に向けたカールが、よりかわいらしさを演出しています。芸能界ではやった時期もあり、毛先に方向付けするだけで印象が大きく変わりますね。
たかがモミアゲ・されどモミアゲ、貴方の印象は? 安藤眞夫
『色から感じる不思議なパワー』
私たちの周りにはさまざまな色であふれていますが、人の感覚は、色によって大きく左右されるそうです。
暖色系のインテリアの部屋にいると実際よりも時間が長く感じられ、逆に寒色系の部屋だと時間が短く感じられるそうです。
又、同じ室温でも壁が暖色系の色だと暑く感じ、寒色系の色だと寒く感じます。
赤は、バイタリティの象徴。体温を上げ血行を良くするといわれています。やる気が出ないときなど、ほんのわずかな赤を身につけることで、行動を起こす気になったり、行動が早くなるということも。
白は、「平和」「無垢」「浄化」などを表し、心の安定を取り戻したいときに効果的です。又、白は創造性も促してくれるので、新しいアイデアがほしいときなど、有効に働いてくれます。
気分がくよくよ落ち込んだときには、黄色のパワーで楽しい気分に! 黄色はネガティブな考えを取り除き、喜びと笑いをもたらす作用があり、うつ病の治療にもよいとか。 風水では金運アップをもたらすと言いますよね。黄色の財布にして、部屋の西側に黄色の布をさげるとよいそうです。
ストレスに対する鎮静効果にすぐれているのが青。脈拍と体温を下げるといわれ、呼吸を深くするので心地よい眠りに導いてくれます。眠れない人はリネンやインテリアに青を取り入れてはいかがでしょうか。
このように、色彩が人間に与える影響については、ギリシャ時代から注目されていました。「医学の父」と呼ばれるヒポクラテスは、さまざまな色の膏薬を傷の手当てに使っており、これが現在のカラーセラピーの始まりともいわれています。
色のパワーで心とカラダを癒すには、まずそれぞれの色が持つ効果・効能を知ることが必要です。そして、体調や気分に応じ、そのときに合った色を食べ物や飲み物としてとったり、衣服やインテリアに取り入れて肌や目から色の効果を感じ取ります。又、単にその色をイメージするだけでも効果があるそうです。
色は私たちの目を楽しませてくれるだけでなく、癒しも与えてくれているのですね。 須沢幸子



