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Hair's

2010.09.07   髪かわら版 第19号 2003年05月11日発行

皮膚の基礎知識
 皮膚は私たちの体の表面を包んでいるもので、直接外界のいろいろのものにふれているため、日光・温度の変化(暑さ・寒さ)・湿度・ほこり・化粧品・そのほか日常皮膚にふれているものの影響をたえず受けています。そのなかには、私たちの体に害のあるものもあり、それらから体を守ってくれるのが皮膚です。
また、皮膚には毛・爪など特殊のものがありそれぞれの働きをもっています。
 皮膚の厚さは平均1.4mm(皮下組織をのぞいた表皮と真皮の厚さ)ですが、部位によってかなりの違いがあり、まぶたの皮膚は最も薄く紙ほどしかありません。それに対し、手のひら足のうらは最も厚い皮膚です。
皮膚の面積は、大人で平均16,000平方センチメートルといわれて、厚さは非常に薄いのですが、全体の重さは体重の約16%で、私たちの臓器のなかで最も大きな肝臓の三倍もの重さがあります。
 皮膚は、体の表面を包んでいるものですが、皮膚だけ独立したものではありません。そのため体が健康なときは、皮膚も生き生きとして、逆に体が不健康なときは、皮膚も生気のないものになってしまいます。
このように、皮膚の健康は体に支えられているため、「健康な美しい皮膚は、健康な体があって、はじめて産まれてくる」ゆえんです。
つまり皮膚の自然の美しさは化粧品などから生まれてくるものではないのです。
  皮膚は直接外界にさらされているため、絶えずいろいろな刺激を受け、痛めつけられています。私たちが何とも感じない程度の刺激であっても皮膚は常に影響され、外・内の両面から害を受け、外からの刺激は、私たちの日常生活では完全に避けることができません。そこで皮膚の健康を保つためには、できる限り体の内から皮膚を支え、外から受ける影響をできるだけ少なくすることが大切となります。
そこで体の内からどのようにして皮膚の美しさを保つようにしたらよいかということは、「皮膚の美しさ」をつくるためには重要な問題です。そのためには、バランスのとれた食生活と精神衛生に頼る以外にないという点をよく理解する必要があります。


美しい皮膚
 皮膚は外にむきだしになっているため、誰の目にも留まり、特に顔の皮膚は人目につきやすい。そこで、皮膚を美しくしようと考えるとき、人々の関心は顔に集まります。そのため化粧品を使って美しくみせようとしています。
「美しい皮膚」とは、化粧品で美しくみせた皮膚をいうのではなく、自然の美しさのことで、皮膚の「健康美」「素肌の美しさ」のことをいいます。

 

「美しい皮膚」の条件
1.皮膚の表面が滑らかで、つるつるし表面には潤いがあること。
2.皮膚に触れたとき、柔らかで、しなやかな感じがすること。
3.皮膚の血液循環が良いと、血色がよく、生き生きとした健康美が産まれます。
 皮膚は一寸した油断で荒れたり、傷ついたりします。一方皮膚は体を保護する役目を持っているため、少しぐらいの刺激でも傷つけられることがないよう、強い活力をもっています。
これを皮膚の抵抗力と呼び、荒れてもすぐもとの姿に修復されるのはこのためです。一日遊び疲れた後の皮膚荒れも、一晩ゆっくり睡眠をとると、翌朝は元気な顔に戻っています。特に若い人は、この傾向が強いが、加齢に伴い回復力は弱まります。若いからといえ、皮膚の健康に無頓着でいると、取り返しのつかない状態になります。「皮膚を休める」と言う言葉を耳にしますが、それは皮膚に休養をとらせ、抵抗力を回復させるのが目的です。それに対し「不安定な皮膚」とは、体の変調により、皮膚が過敏になっていることを言います。
普通の人では何ら問題ない刺激も、不安定な皮膚では荒らされ、特に月経前や更年期の皮膚は一般に不安定となりますが、ある時期になると自然に回復します。
 皮膚は生命力が強く、傷を創っても直ぐに元の姿に戻る働きがあります。それを皮膚の自然治癒力(快復力)と呼び、その力により皮膚の傷は治りやすいのです。
 このようにして、皮膚は自分の健康を守っていますが、加齢に従い自然に衰えるのは皮膚の自然な寿命です。
 しかし、この自然回復力を妨害したり、無理に消耗させるようなことを生活の中で繰り返すと、皮膚の衰えが早く、皮膚の寿命を全うできません。過労が寿命を縮めるといわれているのと同じです。
 皮膚の美しさを長持ちさせることが出来るかどうかは、これらの点にかかっています。
「ぬりたくる化粧は皮膚に大敵」ということをご理解いただけたでしょうか。
 美しい皮膚造りは人頼みせず、ご自身で努力してください。    安藤眞夫

 

コンタクトレンズ
 メガネと比べて、くもる心配がなく視野も広いコンタクトレンズは、視力の弱い人にとって非常に便利なものです。ただレンズを寝るときにはずし忘れたり、徹夜で何十時間も付けっぱなしにしていると目が炎症を起こすこともあるのです。レンズを長時間つけてはいけない最大の理由は目に送られる酸素が不足するから。目の角膜は、空気や涙から酸素を取り入れていますが、目を異物でおおうコンタクトレンズだと酸素の吸収が不足します。それで、つけっぱなしだと角膜が酸欠になり、炎症を起こしやすくなるのです。
 コンタクトレンズにはハードとソフトがあります。ハードレンズは硬いレンズで酸素もほとんど通さない。そのため、黒目より少々小さめに出来ていて、レンズにおおわれていない部分から酸素を取り入れるようになっています。一方、ソフトレンズは大部分が水で出来ていて軟らかく目に入れても異物感がない。黒目全体をおおうほどの大きさですが、レンズに含まれた水に酸素が溶けるためレンズを通して酸素を取り入れることが出来ます。ただ酸素を取り込みやすいぶん目にかかる負担は少ないのですが、雑菌が繁殖しやすく、手入れが面倒という欠点があります。そんなところに、酸素透過性タイプのハードレンズが出てきて人気です。これだと一週間つけっぱなしにしても大丈夫。普通のハードレンズは分子と分子のすき間が酸素分子より小さいため、酸素を通すことが出来なかった。ところが、これにケイ素化合物シロキサニルメタクリレートとフッ素化合物フルオロメタクリレートを加えると、分子と分子がくっつくのを防ぎ、分子間に酸素分子よりも大きなすき間ができる。そのため、酸素がレンズを通過でき目は十分酸素を取り入れることができるようになりました。だからといって、一週間以上つけっぱなしにしていると雑菌が繁殖したり、目が炎症を起こす恐れがあるので油断は禁物。
  私もコンタクトレンズがないと生活できない身ですが、眼球は楕円形で、その上に円形のレンズをかぶせているため、眼の左右の多く負担のかかる部分に「星が出来た」と、表現する傷ができます。レンズをはずしていれば一週間から二週間で治るのですが。
 それでも、良い時代に生まれたと感謝です。         安藤加壽代

    

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